こんにちは!ナゴミ広報担当です。
今回は、当施設で実施した「BCP(業務継続計画)感染症対策研修・訓練」についてご報告いたします。
近年、私たちの生活に大きな影響を与えた新型コロナウイルスをはじめ、インフルエンザやノロウイルスなど、福祉・介護現場ではさまざまな感染症に常に備える必要があります。
そのような状況の中で、万が一感染症が発生した際にも、利用者様の安全と安心を最優先に行動するために、ナゴミではBCPに基づく研修と訓練を定期的に実施しています。
■ なぜBCPが重要なのか?
「BCP(Business Continuity Plan/業務継続計画)」とは、災害や緊急事態が発生した際にも、可能な限り事業を中断せず継続するための計画です。
介護や福祉の現場では、サービスを止めることができないという特性があります。特に感染症の場合、職員の欠勤や施設の一部閉鎖など、通常とは異なる体制を余儀なくされる可能性があります。
そのような中でも、利用者様が安心して日々の生活を送ることができるようにするための備えがBCPなのです。
■ 今回の研修・訓練の内容
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ナゴミでは、BCPの中でも特に「感染症対策」にフォーカスした研修を行いました。
◯ 研修内容
- 感染症の種類と特徴(新型コロナウイルス・インフルエンザ・ノロウイルス など)
- 感染経路と予防策
- 利用者様に感染が疑われる場合の対応手順
- 職員の感染が確認された際の連絡・報告体制
- BCPに基づいた施設内ゾーニングと動線の確保
資料だけでなく、過去の事例や厚労省の最新ガイドラインも取り入れながら、実践的な学びを深めました。
◯ 実践訓練内容
- 個人防護具(マスク・手袋・ガウン等)の正しい着脱訓練
- 感染者対応時の模擬対応(個室隔離・食事提供・排泄介助など)
- 消毒作業の手順確認
- 緊急時の連絡網の確認と情報共有訓練
特に「動線の分離」や「職員のローテーション体制」の見直しについては、参加した職員からも多くの意見が出され、職場全体の意識向上にもつながりました。
■ 職員一人ひとりの意識がカギ
BCP対策がいかに万全であっても、実際に動くのは“人”です。
そのため、ナゴミではマニュアルに頼るだけでなく、「自分ごと」として感染症対策に取り組む意識づくりを大切にしています。
今回の研修・訓練でも、参加した職員からは以下のような声が聞かれました。
- 「いざというとき、自信を持って行動できるようになった」
- 「情報共有の重要性を再確認できた」
- 「BCPの存在が“現場にとっての安心”になると感じた」
■ 今後に向けて
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今後も定期的にBCPに基づく訓練を継続し、感染症だけでなく、地震や台風などの災害にも対応できる体制を強化していく予定です。
利用者様とそのご家族が「ナゴミなら安心」と思っていただけるよう、職員一同、真剣に・丁寧に取り組んでまいります。
今後もこのような取り組みをブログやSNS等でも随時発信してまいりますので、ぜひご注目ください。
■最後に
私たちナゴミは、「備えあれば憂いなし」を実感しながら、日々の介護に取り組んでいます。
どんな状況においても、利用者様の命と尊厳を守ることができるよう、これからも一歩一歩、着実に歩んでいきます。
今後ともナゴミをどうぞよろしくお願いいたします。





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