2025年6月25日、ナゴミガーデンでは全職員を対象に外部講師をお招きして「ハラスメント研修」を実施しました。
本研修はオンラインで行われ、ナゴミガーデンの職員をはじめ、デイリハセンター、メディケアデイサービスの職員もそれぞれの事業所から参加しました。
座学とグループワークを交えた内容で、職場におけるハラスメントの認識と対処法を学び、非常に有意義な時間となりました。
■研修の目的と進行
「ハラスメント研修」は、ハラスメントが職場内でどのように起こり、どのように防ぐことができるのかを深く理解するために行われました。研修はオンラインで実施され、座学とグループワークを織り交ぜて進められました。
まずは、ハラスメントの定義や種類についての基本的な説明があり、その後、職場で実際に起こり得る具体的な事例をもとにどこまでが指導で、どこからがハラスメントになるのかを学びました。
研修で取り上げられた事例では、上司が部下に対して行う指導が、時として相手を傷つけてしまうことがあるという点が強調されました。「指導のつもりで言った一言が、相手にとってはハラスメントに感じられることもある」ということは、日常的に業務を行う上でとても重要な気づきでした。
また、ハラスメントを受けた側の感じ方や立場が重要であり、「受け手の感じ方が一番大切である」という視点は、今後の業務に活かしていきたいと感じました。
■グループワークと振り返り
研修の中で特に印象的だったのは、グループワークを通じた振り返りの時間です。
この時間では、職員が被害者、加害者、第三者としてそれぞれの立場でどう行動すべきかを考えました。グループ内で意見を交換することで、ハラスメントの防止に向けた意識が深まりました。自分がもし加害者になってしまった場合、被害者になった場合、そして第三者として目撃した場合、それぞれがどう感じ、どう行動すべきかを真剣に考えることができました。
この振り返りを通して、職員一人ひとりが自分のこととして受け止め、日常的に職場で起こり得る問題について深く考える機会となりました。
■私自身の学び
私自身もこの研修を通じて、大きな学びを得ました。特に、「万が一ハラスメントを受けたり目撃した場合は、一人で抱え込まず、上司に相談することの大切さ」を強く感じました。
ハラスメントは、当事者が抱え込むことで状況が悪化することがあります。早期に相談することで、問題を解決しやすくなるだけでなく、職場の信頼関係を守ることにもつながるのだと実感しました。
また、自分の言動が「ハラスメントだったかもしれない」と感じたときには、早めに相談し、問題を共有することが重要であるという点にも気づきました。もし、職場での言動が相手を傷つけてしまっていた場合、その後の関係が悪化する前に早期に対処することで信頼関係を回復できると考えます。
■ハラスメントを防ぐためにできること
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この研修を通じて、ハラスメントを防止するためには、職場全体で意識を高め、具体的な行動に移していくことが必要であると感じました。まずは、日々の業務の中で「言動に気を付けること」そして「相手の立場に立って考えること」が大切です。
職場でのコミュニケーションは相手を尊重し、理解し合うことが基本です。そのためには、何気ない一言でも相手がどう感じるかを意識し、自己点検を行うことが求められます。
さらに、ハラスメントに関する教育を定期的に行い、職員全員がその重要性を理解することが不可欠です。今回の研修がその一歩となり、今後も定期的な研修や意識改革が必要だと感じています。職場内での意識を高め、ハラスメントが起きない環境を作ることが、働きやすい職場づくりにつながります。
■まとめ
今回の「ハラスメント研修」は、ナゴミガーデンをはじめ、デイリハセンター、メディケアデイサービスの職員が一堂に会して学び、意識を共有する貴重な機会となりました。研修を通じて、ハラスメントの認識を深め、具体的な対策を講じる重要性を再確認しました。職場内でお互いに尊重し合い、信頼関係を築いていくためには、日々のコミュニケーションと意識改革が欠かせません。今後もこのような研修を定期的に実施し、職場の環境改善に努めていきたいと考えています。
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