こんにちは!デイリハの大西です。
新緑のまぶしい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、5月第1週目に実施しました避難訓練の様子と、ご利用者様との穏やかなひとときをご紹介いたします。
火災発生を想定した避難訓練の実施
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通所介護事業所では、法令により年2回以上の避難訓練の実施が義務付けられています。
デイリハセンターナゴミでも、半年に1度必ず避難訓練を実施しており、今回も火災発生を想定した避難訓練を行いました。
当日は、ご利用者様のご協力をいただきながら、実際の避難経路を使用して避難誘導を行いました。職員の声掛けと誘導のもと、ご利用者様には安全な場所まで移動していただきましたが、避難完了までには想定以上の時間を要する結果となりました。
今回の訓練は、ちょうどご利用者様が塗り絵作業を行っている最中に実施する形となり、突然の非常ベルと職員の声掛けに一瞬戸惑われる方もいらっしゃいましたが、皆さま落ち着いて避難行動にご協力いただけました。
普段の活動中に避難訓練を行うことで、より実際に近い状況を体験できる貴重な機会となりました。
避難誘導の工夫と改善点
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今回の訓練では、避難に要する時間や安全面の課題がいくつか浮き彫りになりましたが、訓練後の職員ミーティングではさまざまな前向きな意見が出されました。
- 避難誘導の時間短縮方法の提案 例えば、避難経路上の誘導員の配置を増やし、誘導時の声掛けを統一することや、動線の見直しを行うことで、よりスムーズな避難を実現する案。
- スロープ設置時の段差の発見 訓練中、スロープの端にわずかな段差があることが判明し、実際の避難時には転倒のリスクがあるため、早急な改善が必要。
こうした訓練を通じて実際に動いてみることで初めて気付く課題も多く、改めて避難訓練の重要性を実感する良い機会となりました。
高齢者の避難にかかる時間を実感
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デイリハでは比較的動ける方が多いとはいえ、高齢者の方々の避難には想像以上に時間がかかることを今回の訓練で再確認しました。いざという時のために、職員一人ひとりが迅速かつ的確に行動できるよう、今後も定期的に訓練を重ねていくことの大切さを感じています。
ご利用者様からも「訓練しておくと安心ね」「避難経路を知っておくのは大事」といった声が聞かれ、防災意識の向上にも繋がる有意義な時間となりました。
まとめ
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今回の火災想定の避難訓練を通じて、実際に避難する際の難しさや課題、改善点を確認することができ、職員同士の防災意識もより一層高まりました。
また、塗り絵作業中の実施という普段の活動時に避難する経験もできたことで、いざという時の心構えを持つ良い機会となりました。
今後も、デイリハセンターナゴミでは、防災対策と日々のレクリエーション活動を大切にし、ご利用者様が安心・安全で楽しく過ごせる場所を目指して取り組んでまいります。
次回のブログもぜひお楽しみに!
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