みなさんこんにちは!ナゴミガーデン生活相談員の前川です。
ナゴミガーデンでは、利用者様に春の訪れを感じていただけるよう、ささやかな工夫を凝らしています。玄関に飾られた猫のひな人形や、日差しを楽しむ日向ぼっこ、お茶の時間に味わう春らしい和菓子など、日常の中にある小さな春の兆しをお届けします。何気ないひと時の中で、ほっこりとした温かさを感じられるような、そんな春の風景をご紹介します。
玄関でお出迎えする猫のひな人形
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ナゴミガーデンの玄関を入ると、小さなかわいらしい猫のひな人形がお出迎えします。ひな祭りが近づくと、私たちは毎年この猫のひな人形を飾るのですが、今年も「もうそんな季節か」と感じながら、玄関の目立つ場所にそっと置きました。
利用者様が施設に入ってこられると、ふとこの小さな飾りに目を留め、穏やかな表情になります。「あら、かわいい」「今年も飾ったのね」と、自然と会話が弾みます。季節の移り変わりを感じる小さな瞬間ですが、こうした日常の風景が心を温めてくれるのです。
季節の話題が生む笑顔
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春の話題をすると、利用者様の表情が和らぎます。「桜はいつ頃咲くかしら」「昔はこの時期になると母が桃の花を飾ってくれたわ」と、思い出話に花が咲きます。少し前までは寒さに肩をすくめていた皆さんも、春の話をすることで、どこか気持ちが軽くなっているように見えます。
特にこの時期になると、利用者様同士の会話も増えます。「ひな祭りといえば、子どもの頃、おひな様に甘酒を供えていたわ」「お雛様を飾ると、春が来たって感じがするわね」と、昔話を交えながら、お互いに温かい思い出を語り合う姿が見られます。こうした会話の中で、春の足音が少しずつ近づいてくるのを感じるのです。
施設の中に季節を感じる工夫
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ナゴミガーデンでは、利用者様に季節を感じていただけるよう、さまざまな工夫をしています。玄関の飾り付けだけでなく、食事のメニューにも春らしさを取り入れています。例えば、ひな祭りの時期には、ちらし寿司や菜の花のおひたしなどを提供し、「季節を味わう」喜びを感じてもらえるよう心がけています。
また、施設内の掲示板には、春らしい風景の写真や、ひな祭りにまつわるエピソードを掲示し、視覚的にも春を感じられるようにしています。利用者様が通るたびに「この写真きれいね」「これ、私の故郷に似てるわ」と、興味を持ってくださる姿を見ると、私たちも嬉しくなります。
春を迎える心の準備
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春は、新しい始まりの季節でもあります。冬の間、室内で過ごすことが多かった利用者様も、少しずつ外に出る機会が増えてきます。日向ぼっこをしながら、「あたたかくなってきたね」と言葉を交わすひと時は、何気ないけれど、とても貴重な時間です。
これから桜の季節になれば、またお花見の話題で盛り上がることでしょう。「今年も桜が見られるのが楽しみね」と、利用者様が笑顔でお話しされる姿を見ると、私たち職員も幸せな気持ちになります。
こうした日常の中のほっこりとした瞬間を大切にしながら、利用者様とともに春を迎える準備を進めていきたいと思います。みなさんも、春の訪れを感じる小さな出来事を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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