ナゴミの徒然日記⸜(๑’ᵕ’๑)⸝

外国人職員向け災害対応訓練—地震編

みなさんこんにちは!メディケアデイナゴミの森です。

ナゴミでは外国人職員を多く迎え入れており、異文化を尊重しながらも、職場全体で円滑に業務を進めるために様々な取り組みを行っています。

特に、災害時に備えた対応訓練は、非常に重要な活動の一つです。しかし、外国人職員にとって、災害時の専門的な言葉や普段使わない表現に対する理解が難しい場合が多く、そのために訓練内容を工夫し、効果的な方法で進めています。

今回は、実際に災害が発生したときの対応を「地震」を想定して訓練を実施しましたが、その中で特に注目したのは、外国人職員が災害速報をどのように受け止め、どのように対応するのかという点です。

 

外国人職員の理解を深めるために

外国人職員が多く在籍しているため、訓練内容を進める際には、言語の壁を乗り越え、必要な知識がしっかり伝わるようにすることが大切です。特に災害時には、専門的な言葉や普段使わない表現が多く登場し、緊急時に役立つ情報を理解できるかどうかが重要なポイントになります。そのため、実践的な訓練よりも、「資料を見ながら進める形式」で訓練を行うことにしました。

この形式では、訓練の内容をわかりやすく整理した資料を提供し、職員と一緒に進めながら理解を深めていきます。さらに、母国語での資料も用意し、情報を正確に伝えることに努めました。これにより、外国人職員が何をするのか、どんな知識が必要なのかを具体的に確認しながら進めることができ、理解の度合いを確実に高めることができました。

 

「地震速報」の重要性

今回の訓練で特に焦点を当てたのは、地震速報についてです。日本では地震速報が頻繁に流れるため、自然災害への対応に慣れている方も多いですが、外国人職員の中には、母国で地震が発生することが少ない地域出身の方もおり、「地震速報」という言葉自体が初めてであるという方もいました。地震速報が流れたときにどのように対応するのか、また、速報が無い場合に地震が起きたときにどのように行動するのかを理解することは、非常に重要です。

地震速報とは、地震の発生を知らせるために、テレビやラジオ、携帯電話などを通じて流れる音声や音であり、これにより地震の発生を事前に知ることができます。しかし、外国人職員にとっては、この音を聞いても、それが地震速報であることに気づかない場合もあります。そこで、実際に「地震速報の音」を聞いてもらい、その後にどのように行動するべきかを確認しました。

 

地震速報が流れたらどうする?

地震速報が流れた場合、何よりもまず最初に行動すべきは、「安全な場所に避難すること」です。地震の揺れに対する予兆を知らせる速報を受けて、速やかに自分の身を守る行動を取ることが大切です。今回の訓練では、外国人職員が実際にどのように避難行動を取るべきかをシミュレーション形式で進めました。机の下に潜る、または壁に背を向けて安全な位置に座るといった基本的な行動の確認を行い、参加者に地震の際の適切な避難方法を体験してもらいました。

 

速報が無いまま地震が来たらどうする?

 

さらに、地震速報が無いまま地震が発生した場合についても焦点を当てました。この場合、速報が流れないことで、事前に避難を準備することができないため、迅速な判断力が求められます。地震が発生した時には、まず揺れが収まるまでその場で身を守ることが最優先です。そして、揺れが収まった後に、冷静に避難経路を確認し、安全に避難することが重要です。

訓練では、もし地震速報が無いまま揺れが発生した際、どのように動くべきかを具体的にシミュレーションし、全員が理解を深めました。このように、事前にしっかりとした知識と行動が身についていれば、万が一の災害時にも冷静に対応できる確率が高まります。

 

さいごに

 

今回の災害対応訓練を通じて、外国人職員の理解度が大きく向上しました。特に、地震速報や避難方法についての理解が深まることで、実際の災害時に必要な判断力が養われました。また、資料を母国語で提供することや、シミュレーションを行うことで、言語や文化の違いを乗り越えて全員が共通の認識を持つことができたことが大きな成果です。

災害対応は、国籍に関係なく全員が共に学び、協力し合うことが重要です。今後も、さらに多様なシチュエーションに対応した訓練を行い、職場全体で災害への備えを強化していきたいと思います。

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